大学院を修了しました

学位記

この度、大学院の正式修了が確定し、晴れて経営学修士を取得しました。

2年間で得たものをここで振り返ってみます。

 

統計や定量研究に対する畏怖がなくなった

私は学部時代には定性研究をしていたこともあり、その反動で定量研究に対しての憧れというか畏怖というか、コンプレックスがありました。統計のこともよくわかっていなかったので、「p値がどうたら」「クロンバックのαがどうたら」「統計的に有意」というのを聞くだけで、「なんだかすごそう」という印象を持っていました。

大学院の1年目で統計学の基礎を学び、2年目で実際に質問紙調査を行い、統計ソフトを使って分析をし、論文を執筆したことで、そういったコンプレックスはなくなりました。データや分析結果を見ても、いい意味で「懐疑的」になれた気がします。

データの重要性が高まりつつある昨今、今後のビジネス人生において、統計に対しての畏怖やコンプレックスがなくなったことは大きなプラスではないかと感じます。

 

思考の引き出しが増えた

思考の引き出しが増える≒知識が増える、と考えています。引き出し、というのはメインで専攻していた組織行動はもちろん、人的資源管理論、経営戦略論、マーケティングゲーム理論等です。

大学院ではそれぞれの科目でレポートをはじめとした課題が与えられました。そのため、その学問領域の理論や用語、事例のインプットで終わらず、自ら思考し、アウトプットすることが求められました。このプロセスを通じて、既存の知識をベースに「思考する」ということができました。

仕事で直面した事象を思考する際に、今までより多様な、かつ理論的な引き出しを増やせたことはありがたいですし、今後もブラッシュアップしていきたいところです。

 

タイムマネジメントスキルが向上した

元々タイムマネジメントに苦手意識はありませんでしたが、さらに磨かれました。日常の仕事がある中で、大学院の課題をこなさなければいけないので、ダラダラしている時間はあまりありません(たまには必要)。限りある時間を有効活用する姿勢や自分を律する力が一気に高まった感じがあります。

これは今後も維持していきたいところですね。

 

キャリアパスがより明確になった

「組織人事のプロフェッショナルになりたい」という想いがあり、大学院に入学したのですが、そのプロフェッショナルというのは、コンサルタントなのか、事業会社人事なのか、研究者なのか、というHOWが曖昧な状態でした。

今はコンサルティングの道で頑張っていこうという肚決めができました。当初は博士課程に進むプランもあったのですが、2年間の院生生活を通じてそこまでの覚悟は持てないということがわかりました。

社会人3年目くらいまではキャリア迷子をしていた私ですが、徐々にどんな人生を歩みたいかが、見えてきた気がします。