経営学研究方法の勉強
ここ1ヶ月くらいは、大学院入学に向けて研究方法の勉強を行っています。当たり前ですが、経営学の研究にもお作法やノウハウというものがあり、読書を通じて理解を深めていっています。
研究計画書作成に際して読んでいたのですが、まずはこちらを再読。
■「創造的論文の書き方」(著)伊丹敬之
初学者向けに論文作成の流れや姿勢、心がまえを説いた本となります。 最初の1歩として読むには非常に良いと思いました。学部生が卒論を書くにあたって読んでもいいかもしれませんね。
次にこちらです。
■「組織行動論の考え方・使い方」(著)服部泰宏
これは組織行動を学びたいと思う人には必読の一冊ですね。アカデミックに組織行動を捉えるとはどういうことか、掘り下げることができました。
それからこちら。
■「リサーチ・デザイン」(著)田村正紀
これは研究計画書作成の段階で読むべきでしたね......。国内MBA受験生には強くおすすめしたい一冊です。本書では研究課題の設定から理論構築も含めたリサーチでの一連の主要作業をリサーチ・デザインと定義されています。この本では変数による思考法や定性・定量研究の概略を学ぶことができました。
この本を読むことで経営学の学術論文の読み方も変わってきそうです。それくらい自分にとっては意味のある本でした。
そして今まで苦手意識のあった統計学の勉強も進めています。
まずは全体感を掴むために漫画を読みました。
普通にストーリーも面白かったですし、統計への心理的障壁が下がりました。その後はこの2冊を読みました。
統計学の基本を演習付きで学べるので、独習にはぴったりです。順番的には、
↓
「はじめての統計学」(著)鳥居泰彦
で読むといいと思います。
そのうちもう少し難し目のテキストにも挑戦しようかなと思っています。組織行動の分野で統計を使っていこうとなると、心理統計学も学ぶ必要がありそうです。本格的に院がスタートするまでに統計学は固めておきたいです。